同じ家に住んでいるのに、あなたたちは一度も顔を合わせない。時間がずれている。
台所の机に紙が置いてある。前のあなたが、次のあなたに宛てて書いたものだ。
あなたの今の手番を決めるのは、前の手番のあなたが残した紙である。
紙に丸を8つ描いて名前を書けば部屋カードになる。
部屋カード8枚を場に並べる。玄関以外の7枚から1枚をランダムに選び、その下に鍵を隠す。誰も見ない。1人が目をつぶって置く。
各自、書き置きを1枚書く。行動を1つだけ書いて、伏せて自分の前に置く。
| 書ける行動 | 実行するとどうなる |
|---|---|
| さがす | 部屋を1つ指定して覗く。鍵があれば取る |
| かくす | 持っている鍵を、任意の部屋に移す |
| わたす | 持ち物を隣の人に渡す(鍵でも、書き置きでも) |
| まつ | 何も起きない。次に書ける書き置きが 2枚 になる |
「さがす」と「かくす」に部屋名は書かない。行動だけ書く。 部屋は実行する瞬間に決める。
手番順に回る。自分の番が来たら:
書き置きが1枚も残っていない状態で手番が来たら、「まつ」を実行したことになる。
鍵を持った状態で「さがす」を実行し、玄関を指定した人の勝ち。 その瞬間に終わる。
8周しても誰も勝てなければ、鍵を持っている人の勝ち。誰も持っていなければ全員負け。
遊ぶ前に読まなくていい
中心にあるのは一点だけ。書いた時と、実行する時で、盤面が違う。
「さがす」と書いた時、あなたは鍵を持っていなかった。実行する時には持っているかもしれない。持っていれば「さがす」は玄関へ行く一手になり、持っていなければただの探索になる。逆に「かくす」と書いた紙は、鍵を持っていなければ何もできない紙として消える。
過去のあなたは、今のあなたの状況を知らない。それでも今のあなたを縛る。
数字を少し解いた。鍵の在り処は7部屋のどれか。1手番で1部屋覗けるので、単独なら期待 4手番で見つかる。5人卓なら全体で 1.4 周ほど。だが「かくす」があるので、見つけた後が本番になる。
鍵を持った人が玄関へ行くには「さがす」の紙が要り、それを書いてから1手番待つ。その1手番の間に、他の誰かが「さがす」で自分の部屋を当てるか、持ち主に「わたす」を強いるかの窓が開く。勝ちは常に1手番だけ遅れて来る。
まだ一度も遊んでいない。 確かめるべきはこの2つ:
姉妹作: 空箱 — 開ける側が損をする検査ゲーム